2023年6月14日(水)インボイス制度及び電子帳簿保存法勉強会
インボイス制度及び電子帳簿保存法勉強会
東海北陸シーリング印刷協同組合 経営委員長 森 雅弘
経営委員会は、6月14日、インボイス制度と電子帳簿保存法について研修会を実施、組合員16名が参加いたしました。
冒頭、永瀬理事長は、「これまではコロナ禍にありオンラインで開催してきましたが、対面での開催することができ嬉しく思います。インボイス制度と電子帳簿保存法について、当研修会により理解を深めビジネスにお役に立てれば幸いです。」とあいさつした。
研修会は2部構成で実施しました。
第1部では、税理士法人壮美の坂野陽一氏により『インボイスと電子帳簿保存法について』と題して、【Ⅰインボイス制度のおさらい】「1.適格請求書(インボイス)とは?」「2.インボイスの様式」「3.インボイスの保存が免除される取引」「4.免税事業者等からの課税仕入れ」「5.消費税の計算方法」「6.令和5年度税制改正の影響」【Ⅱ電子帳簿保存法について】「1.電子帳簿等の保存」「2.スキャナ保存」「3.電子取引」【Ⅲ電子帳簿保存法とインボイス制度】について詳細な説明とともに具体例が示された。
第2部では、株式会社TKC 名古屋SCGサービスセンターの安澤和徳氏により『電子帳簿保存法・インボイス制度への対応』と題して、「1.TKCのご紹介」「2.インボイス制度の確認」「3.TKCシステムの対応」「4.経営に役立つFXクラウドシリーズ」についての説明があり、TKCシステムは制度対応だけではなく、これらのデータを活用してタイムリーな業績管理体制の構築支援も可能と補足があった。
なお、質疑応答のなかで、例えば、保存方法には、①電子帳簿保存(電子的に作成した帳簿や書類をデータのまま保存)②スキャナ保存(紙で受領したり発行した書類を画像データで保存)③電子取引(電子的に受信した取引情報をデータで保存)3つの区分があり、①②については“適用は任意”、③については“全事業者が対象”であったが、②についても全事業者が対象と理解していた参加者もあったが誤解が解けるなど非常に有益な研修会となったのではないかと思います。