2024年1月17日 新年祝賀会 「料亭 河文」
東海北陸シーリング印刷協同組合(永瀬雅人理事長)は1月17日、名古屋市中区丸の内の料亭河文で「新年祝賀会」を開催し、組合員や協賛会会員など40人が出席した。
祝賀会は大森章弘専務理事の司会進行で、冒頭、1月1日に発生した能登半島地震の被災者に対して黙とうを捧げた。
続いて永瀬理事長が登壇。組合活動への理解と協力に対して感謝の言葉を述べた。また能登半島地震で亡くなった人たちの冥福を祈るとともに、北陸支部5社を中心とした被害状況について、本社や支社などの安否を確認し、いずれも被害が軽微にとどまったことを報告。
それを踏まえたうえで「組合員企業の中には、従業員のご家族が被災されたとの情報も得ている。心からお見舞い申し上げるとともに、1日も早い日常を取り戻すためにも、必要とあれば支援に応じたい」として、組合員と協賛会に協力と団結を呼びかけた。
また地震で大きな被害のあった石川県で、昨年10月に開催された「第65回年次大会・金沢大会」の際、次期開催地の神奈川県シール印刷協同組合・堀木淳一理事長があいさつで参加者に問いかけた『組合の存在意義』を引用。「大変な状況に直面しても組合は同業者が助け合うことが可能であり、それこそが組合の存在意義と考える。皆さんの〝協力の輪〟がさらに広がり、組合とラベル業界の発展につながることを期待する」(永瀬理事長)と語り、拍手を浴びた。
続いて、大河内康史副理事長が壇上へと進み、地震によって心穏やかに新年を迎えられなかったことに触れつつ、直近のラベル市場に言及。ラベル関連の原材料価格やエネルギーコスト、物流費などが高止まりする中にあって、利益率を圧迫するといった厳しい経営環境に置かれている現状を指摘した。
そのうえで「このような状況でも、組合員と協賛会の皆さんが力を合わせることが肝要。ラベル市場と各企業が辰年にふさわしく〝昇り龍〟のように成長を遂げていただきたい」(大河内副理事長)と語り、乾杯を発声。会場は穏やかな雰囲気の中、歓談となった。
また中締めのあいさつを協賛会の吉岡一也会長が担い「ラベル市場は生産の効率化と新製品の開発を推進することで、さらに発展する可能性を秘めている」と強調した。
記事・写真:ラベル新聞社 提供