東海北陸シーリング印刷協同組合

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組合レポート

2016.01.15

2015年11月25日 平成27年度 リコー沼津事業所見学会報告

東海北陸シーリング印刷協同組合(岩田真人理事長)は11月25日、工場見学会を開催。組合員など15人が、静岡県のリコー沼津事業所を訪れた。

参加者は最初、ミーティングルームで、リコーならびに同事業所の概要や歴史、製品群などについてレクチャーを受けた。岩田理事長は「本日の見学会で、参加者の見識が深まることを期待したい」とあいさつ。引き続き、沼津総務センターシニアスタッフの須佐春行氏が、プロジェクターを使って説明を行った。

リコーでは、複合機やプリンタなどの情報機器を中心に、製品の開発や生産・販売・サービスおよびリサイクルなどの事業を手がけている。グローバル展開する同社において、サプライ関連の国内生産拠点は、沼津と福井の2事業所。須佐氏は「沼津事業所はマザー工場の位置づけから、生産だけでなく研究開発も手がける」と説明。サーマルラベルの場合、サーマル塗工は2事業で行うが、粘着塗工は沼津のみとなる。

また、同事業所では環境負荷軽減を目的としたリサイクル活動も推進。ごみゼロ工場としてさまざまな施策に取り組んでいる。

中でも、南プラント中央に位置する「沼津リサイクル市場」と称した集積所では、日常の事業活動で排出された廃棄物を細かく分類。再利用・再資源化しやすくする取り組みを推進している。〝市場〟というネーミングは、廃棄物が原料として再び活用できるとの意味から。各廃棄物の集積コーナーに関しても独特な名前が付けられている。

須佐氏は「当社では、廃棄場を工場の中心に設置した。これにより、従業員の再資源化に対する意識向上を図った」とコメントした。

参加者はその後、工場内を視察。サーマルリボンのスリット工程などを間近で見ながら説明を受けた。また、リサイクル市場も訪れ、従業員が廃棄物を細かく分類するようすを見学した。

 

記事:ラベル新聞社 提供

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