東海北陸シーリング印刷協同組合

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組合レポート

2019.09.30

2019年8月21日(水)講演会ならびに協賛会との懇親会

 

東海北陸シーリング印刷協同組合は、821日午後330分より、名古屋・栄の名古屋栄東急REIホテルにおいて、経営委員会主催の講演会を開催した。講師には、㈱トライエッティング取締役CFOの出口元気氏を招き、「第三次AIブームと最新活用事例」と題し、話題になっているAIについて講演が行なわれた。司会進行は大森章弘経営委員長が務めた。参加者は40名。 

  冒頭挨拶に立った大河内理事長は、「近年、AIというキーワードがマスコミでも沢山使われるようになった。
AIが人工知能という言葉としては分かるが、具体的にどのようなことか、今ひとつ理解できていない部分がある。また、シール業界では余り関わりが無いイメージだが、先日開催されたラベルフォーラムのセミナーでも機械の自動化が言われるようになってきた。これは、省力化、人手不足対策など、人の技術が係らない部分の機械化を進めるということである。こちらでAIのテクノロジーが使われるようになってくると思う。今日は出口氏の話を聞いて理解を深めていただきたい」と述べた。また、組合活動では、「10月に年次大会がある。多く方の参加をお願いする」と要請した。

 講師の出口氏がCFOを務めるトライエッティングは、名古屋大学初のベンチャー企業で、20166月名古屋市中区に設立され、拡張知能(AI)技術の研究開発およびライセンス事業を展開している。

 講演では、最初にAI(人工知能)とは何かについての説明が行なわれた。その中で、「AI(人工知能)には学術的な定義や合意はないが、『人間が知的と感じる情報処理・技術』と理解すると分かりやすいとし、その『人間が知的と感じる情報処理・技術』を実現するには、今までより少し凄いプログラムとそれを支えるインフラ環境が必要となると説明した。

 さらに、AI(人工知能)の歴史について、1950年代に始まった第一次人工知能ブーム、1980年代には第二次人工知能ブームがあったが、人工知能が実現できる技術的な限界よりも、社会が期待する水準が上回っており、その乖離が明らかになりブームが終わった。そして、2000年代から始まり現在に続く第三次人工知能ブームでは、ビッグデータを用いることで人工知能自身が知識を獲得する「機械学習」が実用化され、次いで知識を定義する要素を人工知能が自ら習得するディープラーニング(深層学習)が登場した。

 AI(人工知能)には、汎用人工知能と特化型人工知能があり、特化型では、将棋の人工知能や掃除、空調に特化した人工知能が一部家電製品にも使用されている。汎用型は様々な思考・検討を行なうことができ、初めて直面する状況に対応することができる。など人工知能とは何かわかりやすく説明した。

 そして、同社提供のAIを活用した技術の事例では、製造業企業の日々の発注数決定という業務が非常に簡素かつ属人的なものであったものを自動化することで回転率を1.5倍まで引き上げた在庫生産管理システム。全国展開の宿泊系施設では、様々な部署での課題を洗い出し、人員シフトを人工知能で作成し、1施設平均25コーナー、シフト作成にマネージャーがかける時間の8時間をAI化することで人員配置の最適化と労働時間の削減などの事例などを紹介した。

 その後、同社の導入しやすいシステム構成などが説明された。

記事・写真:つるぎ出版社 提供

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