東海北陸シーリング印刷協同組合

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組合レポート

2022.10.12

2022年10月7日(金)【㈱金沢シール様工場見学】

株式会社金沢シール様の工場を見学して
     東海北陸シーリング印刷協同組合 技術委員会 技術委員長  古川幹彦
 
・はじめに
令和4年10月7日(金)は朝からあいにくの雨模様
足元の悪い中、時間通りの午後2時前には株式会社金沢シール様に、組合員(11社16名及び事務局1名)はそれぞれ車や公共機関を使用し到着し揃いました。
組合員が到着すると、小杉社長様をはじめ社員の皆様方に厚く出迎えられました。
株式会社金沢シール様が建つ、石川県白山市は、日本三名園の一つである兼六園がある金沢市の隣に位置し田園風景が広がり、遠くに山も見え、自然豊かな素晴らしい場所になります。
 
・株式会社金沢シール様を見学
株式会社金沢シール様は資本金6500万円、従業員数約170名、創業は昭和10年になり、グループ企業には株式会社白山シール様があります
業種別の割合は、食品類が約30%、飲料類が約15%、医薬品・化粧品類合わせて約27%で、売上の約70%を占め、製品別ではタックラベルが約60%、グルーラベルが約20%の分類構成になります。
会社の主な取り組みとしまして、下記の6項目があります

  • 生産性の改善改革に取り組む経営品質
  • 働く人すべてが肉体面、メンタル面、社会面すべてで健康を追求する健康経営
  • ISO9002及びISO14001を認定取得し、品質面、環境面両サイドからのシステム構築
  • 温湿度管理、陽圧された工場で防塵・防虫対策された医薬品ラベル対応工場
  • 環境面では、産廃管理はもちろんの事、輸出される商品ラベルには国際規格に全対応
  • 顧客・商品データは、自然災害に備え、リスクマネジメントへの万全の対策
 
午後2時過ぎより、小杉社長様のご挨拶から始まり、各ご担当者様より会社の概要、経営品質向上活動、健康経営の推進についてのご説明があり、その後工場内を3グループに分かれて見学させていただきました。
工場内は、医薬品対応のクリーンルームなので、最初に衛生キャップ、ガウンを纏い、営業本部の横を通り抜け、工場内に入場する前には粘着ローラで衣服についた異物を取り除き、エアシャワーも浴び、順路通りにご担当者様のご説明を受けながら進んでいきます
原紙置き場では、糊なし原紙も多く見受けられ、端巻きの原紙は約1年保管・処分との事
その後、印刷・加工・検査の順に、丁寧に解説をしていただきながら、約1時間工場内を見学させていただきました
質疑応答の時間では、多種多様な質問が飛び交いとても有意義な時間でした
時間もかなり押してしまい、小杉社長様からの閉会のご挨拶をいただき、本社工場前にて、
参加した組合員全員にて記念撮影をしました。その頃には雨も上がり、社員の皆様に見送られ、株式会社金沢シール様を後にしました。
 
・最後に
今回の工場見学会で思ったことは、技術・品質のハード面は最高水準であるのはもちろんの事、経営品質や健康経営などのソフト面を会社全員が一団となり精力的に強く推し進められ、そこで働く人を最も重視されている素晴らしい会社様であると思いました。
ご参加された組合員の皆様は、株式会社金沢シール様から頂いた全てのものを、自社に帰り少しでも参考になればとても良い技術研修会になるだろうと技術委員会として思います。
工場見学会後は、金沢石亭にて加賀懐石に舌鼓、会話も弾み楽しい懇親会となりました。
この技術研修会を通じて、お世話していただくと共にいろいろな面でお心遣いをしていただきました小杉社長様、社員の皆様方には深く感謝をいたします。
ありがとうございました。
来年は、全日本シール印刷協同組合連合会主催の第65回年次大会が金沢であります。
全国の組合員の皆様、金沢で元気にお会いしましょう。
 
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今回、訪問させていただきました株式会社金沢シール様の会社概要、製品情報などは、
同社のホームページ(http://wwwkanazawaseal.co.jp)からでも、ご覧になる事が出来ます。
 
 

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