東海北陸シーリング印刷協同組合

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組合レポート

2024.09.10

2024年8月28日(水)講演会ならびに協賛会との懇親会

東海北陸シーリング印刷協同組合(永瀬雅人理事長)は8月28日、名古屋市中区栄のTKP名古屋栄カンファレンスセンターで講演会を実施。組合員・協賛会員ら50人が出席した。
冒頭、永瀬理事長が登壇し「本日は印刷展示会や刃型に関する興味深いトピックを扱う。有意義な機会としたい」とあいさつした。
㈱プレートメーキングは「製版におけるデジタル化、および製品紹介」と題し、版材に関するトピックを解説。製版フィルムの終売などといった市況に触れながら「当社ではCTPデータ納品、カラーやトーンカーブの調整といった業務が増加。データ調整によって印刷時の色決めを支援し、色校了が出やすくなったり、資材のロスが少なくなったりという効果を発揮する」(担当者)とした。
デジタル印刷機も設備する同社には、多品種小ロットのジョブに関する相談も寄せられている。直近では中ロット対応、ナンバリング・バーコード印字の引き合いが増えているという。耐久性やコストなどに応じた多彩な刃型のラインアップも解説した。
続いて、塚谷ベンディックス㈱が「ピナクルダイと印刷機・抜き加工機のさまざまな変化」をテーマに講演。エッチングダイを輸入しビジネスフォーム分野へ提供してきた歴史から振り返り「塚谷刃物製作所は安定した品質を実現するため、早期から腐食刃『ピナクルダイ』の自社開発に取り組んできた」(担当者)と説明した。
ピナクルダイはムラ取りが不要で、抜き加工のセットアップ時間の短縮と損紙削減に有用などメリットを強調。刃の表面加工の種類などの詳説も行ったほか、マグネットシリンダーの位置調整を数値管理で調整できるユニット「ピナクルアジャスター」も紹介した。
そのほか、ラベル新聞社が印刷展示会「drupa」の視察内容を報告した。
講演会後、名古屋市中区錦のレストラン「ザ・コンダーハウス」へ移動し、懇親会も実施。大河内康史副理事長が乾杯の発声を行い、参加者が親睦を深めた。中締めの音頭は、協賛会の吉岡一也会長が務めた。


記事・写真:ラベル新聞社 提供

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